訪日客が戻ってきた今、「Googleマップだけ」「英語だけ」では もう不十分です。
Googleビジネスプロフィール(GBP)の多言語対応と“母国語で読めるホームページ”をワンセットで整える――それが、今年のインバウンド対策で最も費用対効果の高い打ち手です。
訪日市場は過去最高を更新中 ― まず押さえるべき最新データ
指標 | 最新値 | 情報源 |
---|---|---|
2024 年 訪日外国人旅行者数 | 約 3,700 万人 | 国交省 観光庁長官会見要旨 |
2024 年 訪日客消費額 | 約 8.1 兆円(過去最高) | 同上 |
2025 年 1 月の訪日外客数 | 378 万人(前年同月比 +40.6%) | JNTO 月次統計 |
旅行情報源の1位 | Google マップ / Google 検索 | やまとごころ.jp 調査 |
過去最高の訪日需要が帰って来た現在、「Google マップで検索→GBP を見る」行動はインバウンド旅⾏者が普通に行っているアクションだということになります。そして、GBP が日本語しかない=“存在しない”も同然 という状況なのです。
そこで欠かせないのがGBPの多言語対応=MEO(Map Engine Optimization)。
わずかな設定だけで、英語・中国語など海外ユーザーが使っているブラウザに対応した「母国語で表示」されるようになります。
中小企業や観光業者でもすべて無料で実践可能なので、ぜひ今日から取り組んでみてください。
GBP(Googleビジネスプロフィール)多言語化とは?
Google マップや検索結果に表示される店舗/施設の情報を、英語・中国語・韓国語など複数言語で最適化する施策で、MEO(マップエンジン最適化)の一種です。
多言語 GBP が解決する3つの課題
課題 | 失注ポイント | 多言語化の効果 |
---|---|---|
検索ヒットしない | 母国語キーワードで検索→日本語だけの GBP は表示対象外 | 表示回数・クリック増 |
内容が理解できない | 店名・説明・メニューが日本語のみ | 信頼感↑・離脱↓ |
口コミが読めない | 日本語レビューのみ→判断材料不足 | 口コミ活用率↑・CVR↑ |
ポイント:住所・営業時間・口コミなどはブラウザの言語に合わせて自動翻訳されますが、店名や投稿文などは自分で多言語入力しない限り機械翻訳のままです。
これだけは押さえたいGBP 多言語化10 項目チェックリスト
# | 機能/項目 | 具体的な設定内容 | ヒント |
---|---|---|---|
1 | ビジネス名 | Google マップ「情報を修正」→ 主要 3 言語(英・簡体字・ハングル)で追加リクエスト | 看板ローマ字表記はそのまま英語名に |
2 | カテゴリ | 各言語で同義カテゴリが存在するか確認 | “Bakery” と “Boulangerie” で検索ボリューム差 |
3 | 説明文 | 750 文字 × 各言語で USP・歴史・魅力を簡潔に | 「結論→魅力→詳細」の順が読みやすい |
4 | 属性 | Free Wi-Fi/Wheelchair-accessible/Vegetarian friendly などを翻訳して ON | 絞り込み検索に直結 |
5 | 商品 / メニュー | 価格・高解像度写真・アレルゲン情報を各言語で入力 | DeepL 下訳+ネイティブ最終確認が安全 |
6 | 写真ファイル名 | kumamoto-ramen-tonkotsu.jpg など内容を示す英語ファイル名で再アップ |
Vision AI が内容を把握しやすい |
7 | Q&A | 想定質問を日・英・中・韓で事前投稿 | 問い合わせ削減&安心感アップ |
8 | 投稿(更新情報) | イベント/限定メニューを全言語で週1投稿 | Canva テンプレ+自動翻訳で時短 |
9 | 口コミ返信 | 日本語+投稿者言語の 2 言語返信を 24h 以内に | 返信率・速度はローカル順位にも影響 |
10 | 分析(GBP Insights) | 言語別の表示回数/ルート検索数/通話数を毎月チェック | 数字の悪い言語は説明文や写真を追加 |
すぐにできる多言語対応アクション:ビジネス名を英語で登録(所要5分)
店名を英語で登録する
-
- PCまたはスマホで Googleマップ を開き、自店舗を検索
- 左上のメニュー
≡
→ 言語 → 追加したい言語(例:English)に切り替え
- 「情報の修正(Suggest an edit)」を選択
- 該当言語の Place name in English 欄に翻訳した店名を入力し送信
- 数日後に承認されると、その言語環境で検索したユーザーに多言語店名が表示

注意:GBP管理画面からは言語別店名を直接変更できません。必ずGoogleマップ側で編集してください。
実践を加速させるミニヒント
1. Q&A欄で “よくある質問” を英語でも先回り投稿
Googleビジネスプロフィールの「質問と回答」機能は、店舗側も自作Q&Aを投稿可能です。
よくある問い合わせを日本語+英語でセットしておくと、口コミ欄での重複質問が減り、
回答コストを下げつつ “国際対応している店” という安心感を与えられます。
- 例:
Q: Do you accept credit cards?(クレジットカードは使えますか?)
A: Yes, we accept Visa, MasterCard and AMEX. / はい、VISA・Mastercard・AMEX がご利用いただけます。 - 先に店側が質問を入力 → 「回答」ボタンで正式回答を付与
- 繁体字・簡体字も主要ターゲットなら追加すると効果的
2. レビュー返信を英語併記で行う
外国人レビューにはもちろん、日本語レビューにも後追いで
「日本語+英語」の二言語返信を付けると、他国ユーザーがレビュー欄を読んだときの理解度が大幅UP。
Google の“返信率”と“返信スピード”はローカル検索順位のシグナルにもなります。
ご来店ありがとうございました!またのお越しをお待ちしております。
Thank you very much for visiting us. We look forward to serving you again!
- DeepL などで下訳→自然なニュアンスを軽く調整するだけでもOK
- ★2以下の低評価にも丁寧に二言語で返すと「誠実な店」として評価が反転することも
FAQ – 1分でわかる疑問解消
Q1. GBP ダッシュボードに「言語切替ボタン」が見当たりません。
A. 現状、ビジネス名とカテゴリ は「情報の修正を提案」からのみ多言語追加できます。説明文・メニュー・投稿は 同一フォーム内に各言語版を入力 します(改行区切り推奨)。
Q2. 店舗名ローマ字だけで十分?
A. ローマ字は英語検索でのヒット率を向上させますが、中国語簡体字・繁体字・ハングル表記がないと該当市場では表示されにくいのが実情です。最低でも ローマ字+簡体字+ハングル の3つを追加しましょう。
Q3. 自動翻訳で公開すると品質ペナルティはありますか?
A. 現状 Google は自動翻訳を制限していませんが、誤訳により“虚偽情報”と判断されれば評価が下がります。重要語句はプロ翻訳+ネイティブ監修が安全です。
まとめ ―「検索→地図→来店」を母国語でつなぐ
- インバウンド需要は過去最高&消費額 8.1 兆円。国土交通省
- 旅行者の情報源1位は Google マップ/検索。やまとごころ.jp|インバウンドで地域を元気にするメディア
- GBP 多言語化は無料で即日着手でき、検索ヒット・来店率・口コミ効果を一気に引き上げる。
- GBPを整備し、ネイティブ監修→定期更新→効果測定のサイクルを回せば競合に差をつけられる。
今すぐ Google マップを開き、あなたのビジネス名を母国語で検索してみてください。ヒットしない=機会損失です。
「自社でも多言語MEOを進めたい」「英語以外にも対応したい」など、お悩みがあればお気軽にご連絡ください。