AIで提案書作成25時間から25分へ!NotebookLMとNano banana活用術

2025.12.18 6 min read

「良い提案内容なら思いついているのに、資料に落とし込む時間がない」

「専任のデザイナーがいないから、どうしてもスライドが素人っぽくなってしまう」

中小企業において、経営者や営業責任者の皆様は、日々このような悩みを抱えていませんか?実は、一般的なB2B企業の営業担当者は、たった1つの提案書を作成するために平均して25時間もの時間を費やしているというデータがあります。これでは、本来時間を割くべき「お客様との対話」がおろそかになってしまいます。

もし、この25時間をたった「25分」に短縮でき、しかもプロ顔負けのクオリティで仕上げられるとしたらどうでしょうか?

今回は、Googleの最新AIツール「NotebookLM」を活用した魔法のような企画書作成フローをご紹介します。多くの人が直面する「PDFでしか出力できず編集できない」という壁を、驚きの方法で突破する裏ワザも必見です。

まずは、NotebookLMが一発で作成した資料をご覧ください。


ステップ1:あなたの「専属リサーチ担当」NotebookLMの実力

まずは、企画書の「中身」を作る工程です。ここで活躍するのがNotebookLMです。

なぜChatGPTではなくNotebookLMなのか?

一般的なAIチャットボットは、インターネット上の不確かな情報も混ぜて回答してしまうことがあります(これを「ハルシネーション」と呼びます)。しかし、NotebookLMは違います。「あなたがアップロードした資料だけ」を読み込み、それを根拠に回答してくれるのです。

例えば、以下の資料を読み込ませてみてください。

  • 自社の過去の提案書
  • 製品パンフレット(PDF)
  • 参考にしたいWebサイトのURL

これだけで、NotebookLMはあなたの会社の製品知識と、過去の成功パターンを完全に学習した「スーパーアシスタント」になります。

「スライド作成機能」で骨子を一発生成

資料を読み込ませたら、チャットでこう指示するだけです。

「アップロードした資料を元に、〇〇業界向けの課題解決型プレゼンの構成案を作成し、スライド形式で出力してください」

すると、NotebookLMは論理構成を考え、見出しや箇条書きが入ったスライド資料を自動生成してくれます。これまでの調査や構成案作成にかかっていた数時間が、わずか数分で完了します。


ステップ2:直面する「PDFの壁」と、それを壊す「ナノバナナ」

ここで多くのユーザーが一度つまづくポイントがあります。

NotebookLMが作ってくれるスライドは、非常に優秀なのですが、「1ページ1枚画像のPDF形式」で出力されるのです。

「ここの数字をちょっと変えたい」

「背景を自社のコーポレートカラーにしたい」

「グラフの種類を変えたい」

これまでは、PDFであるがゆえに編集ができず、結局パワーポイントでゼロから作り直す……という二度手間が発生していました。画像処理ソフトを使おうにも、高度なスキルが必要です。

救世主「Nano Banana(ナノバナナ)」の登場

この「編集できない」問題を解決するのが、Googleの最新画像生成AIモデル、Gemini 2.5/3.0(開発コードネーム:Nano Banana)です。

このAIの凄いところは、「画像の中の文字を理解し、書き換えることができる」点です。

この記事のサムネイルもNano Bananaで作成しています。
一度生成した画像の上にNotebookLMのロゴを合成するなど、最も簡単にできてしまうのです。

これがあれば生成された画像の一部を編集することができるようになります。


ステップ3:たった1つのプロンプトで完結する「魔法の編集フロー」

では、実際にどうやるのか?驚くほどシンプルです。

  1. NotebookLMでスライドを作る(出力されたPDFをスクリーンショットや画像として保存します)。
  2. Gemini(Nano Banana搭載)に画像をアップロードする
  3. チャットで修正指示を出す

プロンプト(指示)の例

画像をアップロードした状態で、以下のように話しかけてみてください。

「このスライド画像の編集をお願いします。

  1. タイトルの『効率化』を『【2025年版】業務プロセス革新』に変更してください。フォントの雰囲気は合わせてください。
  2. 背景を、より信頼感のある『青と白を基調としたオフィス』に差し替えてください。
  3. 右下のグラフの数値を『120%』から『145%』に書き換え、グラフのバーもそれに合わせて伸ばしてください。」

たったこれだけです。

AIは画像を認識し、背景だけを差し替えたり、フォントの雰囲気を維持したまま文字を打ち替えたりしてくれます。専門的な画像編集ソフトも、デザイナーへの依頼も不要です。

もちろん一から手作りした方が細かい修正はできますが、AIで生成されるクオリティを許容できるのであれば、1日分の作業時間をうかすことができます。


導入効果:コスト削減だけではない「勝てる」理由

このフローを導入することで、貴社には以下のようなメリットが生まれます。

  • 圧倒的な時短: 冒頭でお伝えした通り、提案書作成時間が約90%削減されるケースも報告されています。浮いた時間は、顧客へのヒアリングやクロージング・AIを活用し思考を深める時間に充てることができます。
  • 成約率の向上: AIを活用している営業チームは、そうでないチームに比べて成約率が45%高いというデータもあるそうです。顧客ごとにカスタマイズされた資料を、短時間で用意できるからです。
  • コストゼロからのスタート: NotebookLMは無料から利用でき、GeminiもGoogle Workspaceの既存プランやアドオンで安価に導入可能です。高額な外注費をかける必要はありません。

プロンプトを工夫すれば、様々なデザインで出力することができます。

AIへ簡単に指示することはできますが、やはり細部までこだわるためには、「プロンプト」と呼ばれる指示を作るのがコツです。プロンプトを工夫することで以下のようなバリエーションを作ることができます。是非、色々試して下さい。

以下は、こちらの記事を企画書に落とし込んだ資料です。

まとめ:今すぐ「25分」の世界へ

「AIなんて難しそう」と思っていませんか?

今回ご紹介した方法は、ファイルをアップロードして、チャットでお願いするだけ。スマホでメッセージを送るのと同じくらい簡単です。

中小企業の場合、このスピード感を取り入れれば、大手企業をも凌駕する提案スピードを手に入れることができます。

最初の打ち合わせで、そのお客様に合わせたリサーチ済みの企画書を持参することも可能になります。

まずは一度、お手持ちの資料をNotebookLMに入れてみるところから始めてみませんか?

もし、自社での具体的な導入方法や、Geminiの活用について、プロンプトの作成など、AIを活用したい方はは、ぜひお気軽にご相談ください。あなたの会社の「時間」を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

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